受精卵を戻す日
11月10日、先週の火曜日は解凍した受精卵をお腹に戻す日でした。
ただの受精卵ではありますが、
なぜかすでにいとおしいように感じていたたった1つの受精卵。
10日の午前中に解凍して、もし何かあれば職場に電話がくることになっていました。
14:30に病院に着くために、職場を14:00に出発したのですが、それまでに職場に電話がなかったので、
私の瀕死状態で凍結した受精卵は解凍のショックにも耐えたのね!!えらい!
とわくわくして向かいました。
病院で受付を済ませ、事前に言われていた通り「13番」と呼ばれている処置室へ。
「受精卵移植予定のマチ子です」と看護師さんに伝えると、
「あ、マチ子さんね、、1番の診察室で先生とお話があります」
と曇った顔で言われました。
何かあったのか⁉️
もしやと思って、朝から1度も見ていなかったケータイを見てみると、病院からの着歴が。
受精卵ちゃんは、死んじゃったんだ。
確信しました。
しばらくして呼ばれて診察室に入り、先生からの説明をききました。
私は、前回、受精卵移植の説明を受けたときに、受精卵に何かあったときの連絡先として、職場の番号を伝えました。仕事中はケータイを見ないし、見たとしても電話には出られないので職場にお願いしますと伝えました。
なのに、先生は、「職場に連絡するのは気後れしたのでケータイにかけました。」とのこと。
ぬか喜びしたあの時を返してほしい。そう思いました。
凍結したときから瀕死だったので、ダメかもしれないってわかっていたのに。。。ちゃんと職場にさえ電話をくれていれば、ここまで落ち込むことはなかったのに、、、
とほんとに悲しかったです。
でもそこに文句を言っても事実が変わる訳じゃないので、ぐっと涙をこらえていました。
そんなこんなで私の体外受精は大失敗。
入院するはめになりながらも採卵に臨んだのに。
努力が全然報われない。
というか努力のしようがない。
いつが終わりなのか分からない。
暗闇のなかの戦いに参加しているような気分。