カウフマン療法
入院するほど卵巣が腫れてしまったこともあって、
9月に凍結した受精卵は、11月に子宮に戻すこととなった。
10月19日まで仕事で休みをもらっていた私にとっては、
10月に戻す子とになった方が、ゆっくりできてよかっったのだが、
凍結できた受精卵はたった1つしかないということを考えると、
私の受け入れ体制は万全に整えておくに越したことはないだろう。
こればっかりはしたかたない。
でもこの待っている間というのはとても落ち着かないものである。
受精卵がたった1つしかないので、もし子宮に戻して、うまくいかなかったとしたら、また採卵からやり直しなのか・・・。
とか、採卵するとして、また卵巣が腫れすぎたり、
辛い思いをしても受精卵がほとんど得られなかったりしたらどうしようとか
ネガティブなことをどんどん考える時間的余裕ができてしまうのだ。
なにかに熱中していないと要らぬ考えが頭をよぎるので、
この休職期間中はひたすら洋裁に熱中した。
全くの初心者であったが、夫のアロハシャツを作ったり、
自分のワンピースを作ったりしたのだ。
自分がもの作りにここまで熱中するとは夢にも
思っていなかった。家具をどんどん手作りする夫の
影響かもしれない。
友人との会話も私を救ってくれた。
不妊治療の経験者もいるし、経験していなくても、全然関係のない話で
私の心を和ませてくれたり、しんどいことから忘れさせてくれる
友人たちは本当にかけがえのない存在である。
タイトルについて触れるのを忘れていた。
カウフマン療法とは、卵胞ホルモンや応対ホルモンを適切な時期に補うことによって、卵巣や子宮の働きを正常にすることのようです。
私の主治医はカウフマン療法で「卵巣を休ませる」という表現をしていました。
というわけで今月はカウフマン療法中であります。
しかしながら、次の月経が来たら、2日目からエストラーナテープというものを4枚お腹に貼る、ということを2日おきにし続けなければなりません。これは卵胞ホルモンを補う貼るタイプの薬です。これを貼り続けることで子宮の内膜を厚くしていきます。
そして、月経の12~14日目に受診して、内膜の厚さを確認してもらいます。
内膜の厚さ次第で、受精卵を子宮に戻す日が決定します。そして、戻す日が決定したら、その日から黄体ホルモンを補う膣錠を毎日いれなければなりません。自分で。最長で8週間続けることになります。
この膣錠については次回詳しく語ります・・・。
この膣錠の価格設定が本当にうまくできていて、簡単に言えば、「楽なものほど安い」のです。
膣錠には数種類あり、
それぞれ、1日何回投与が必要か
投与後に安静にする必要があるか
投与のしやすさ(錠剤を膣の奥に入れやすくするためのアプリケーターがついているかどうか)
という特徴が異なっています。
教員という仕事をもち、昼休みなんてあったもんじゃない私にとっては、1日3回投与しなければならないものは排除されます。
それで、1日2回もくしは1回のものにしぼられるわけですが、1日2回のものは、投与後最低でも20分の安静(横になって過ごす)が必要ということで、朝仕事の前にそんな時間をとるのはきついな、、、ということで排除。
1日1回のもの1択に。
私のいっている病院では、1日1回の投与でいいものは1種類しかなく、安静にする必要はないうえに、アプリケーターまでついているという親切仕様。
親切だということは、つまり高いのです。
1日1回しか投与しないのに、1日1300円。
一番安いものは1100円。
200円しか変わらないなら、いーじゃん!
と思われるかもしれませんが、
この膣錠、最長で約8週間毎日投与することになります。
200円の違いとはいえ、56日間となるとそれなりの差となるわけです。。。
ひえ~。